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幻の白枇杷COBO [cobo]

土肥カヌークラブの代表Nさんから頂いた白枇杷です。
明治に中国から種が入ってきて、土肥で広まったのは昭和に入ってから。
まだそんなに経ってないんですね。
普通の枇杷より甘味も酸味も強くてすごく美味しいのですが、
伊勢湾台風で根の浅い枇杷の木はほとんどダメになったそうで、
その後は痛みが早く旬が短いので広まらなかったようです。
そんな訳で「幻の白枇杷」と言われています。
CIMG1921.jpg
そんな白枇杷をこ〜んなにたくさん頂いちゃいました♪

白枇杷は酸味が強く、まだ青い時にはレモンかと思うくらい酸っぱいです。
それが甘味を増してくるとパイナップルになり
さらにすすんで酸味が抜けてくるとリンゴのようになり
最後に甘味も薄れてくると一般的に売られている枇杷っぽくなります。
これほど色々な表情を見せてくれる枇杷だから良いCOBOが
できるんじゃないかとお願いしてたくさんもらって来ちゃいました(^^)

CIMG1923.jpg
仕込んだのがこれ!
写真だと分かりにくいですが、左の2つが水なし、右が水あり。

…えっ?なんかもらった枇杷に比べてずいぶん少ないって?
実は1/3はいつも無農薬野菜を下さるお隣さんに、
1/3を主人の実家にお裾分け。
残った1/3の半分を生食として美味しく頂きました〜(^m^)
だって本当に美味しいんだもん。そのままでも食べたいじゃん。
それにすでに冷蔵庫がいっぱいで入らなかったんです(トホホ)。



冷蔵庫に入れて10日経った状態。
左が水あり、右が水なし。
CIMG1967.jpg
水ありの方は水に枇杷のエキスがとけ込んでうっすらオレンジ色になり
少しとろみがついてきました。
水なしの方は隙間があるので仕込んだ時に入って空気で酸化して
紅茶色のトロトロの果汁がでています。
このトロトロはペクチンによるもの。良い状態です。


水ありの方だけ冷蔵庫から出しました。
CIMG1977.jpg
1日経って更にトロミがついて、水の濃度が濃くなり
中の枇杷が陽炎のように揺らいで見えます。
(写真じゃ分からないでしょうね)
でも味見をすると甘味がなく水っぽい感じ。


2日目。
CIMG1995.jpg
フタを緩めた時に「プシュッ」という軽快な音。
気泡がわーっと立ち上がり、フタを開けると表面に細かい泡が
シュワシュワと踊っています。
昨日より味が出て来ているけど甘味はない。


3日目。
CIMG2025-2.jpg
フタを緩めると「シュッ!」という勢いのある音とともに
一斉に泡が立ち始めました。
キメの細かいビールの様な泡。
水っぽさはなくなりましたが、やはり甘味はでませんでした。
でも舌の上で転がしていると旨味が広がっていきます。
癒される味です。そのまま飲むより火を入れた方が美味しくなりそう。
可能性はまだまだ秘めています。


4日目。
CIMG2049.jpg
昨日よりは泡の勢いがなくなった感じです。
でも細かい気泡が走っています。
↓PC画面で拡大するとわかると思います。
CIMG2052.jpg
ちょっと光っちゃって見づらいですが、縦に細かい線が見えるでしょう。
これが気泡が上に上がっている様子です。

試しに少し火にかけて煮詰めてみました。
「甘い!」
びっくりするくらい甘くなりました。
土肥カヌークラブのNさんの奥様がジャムを作ってみたけど
味が薄くて良くなかったと言っていましたが、
これなら十分ジャム作れそうです。

しかし土肥カヌークラブに行くのは週末です。
このままだと更に進んでしまいます。
そうなったら火を入れて甘くなるのかどうか。
冷蔵庫に入れて止めておくか?
6日も入れてたらまた乳酸菌優勢になってまた味変わるよね…。
それとも今の内に火を入れておくべきか。
悩、悩、悩…。

水なしの方は別記します(^^)


*************

↓COBO(酵母)の仕込み方はこちらを参考に♪




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